*子供が当然やらなければならないことを、
「させない親」が増えているように思えます。
小中学生が歩いて学校に行くのは当然のことです。
雨の日や雪の日にも歩いて学校に行く。それが普通です。
雨の日に靴の中がびしょびしょになったり、
雪の日に滑って転んだりすることも、大切な経験です。
遅刻しそうなときは、早歩きになったり、走ったり。
そういった経験から、
危険を察知する能力や時間感覚が身についたりします。
開明の前の道路は、午後3時ごろ少し混みあうことがあります。
小学生の送り迎えの車のためです。
「歩かせたほうがいいのに」といつも思います。
(現在は放射線の問題があるので一概に悪いとは言えないが)
現在高校2年生のAくんは、鹿島町から自転車で原町高校に通っています。
精神が強くならないわけはないと思います。
少々の困難には負けない強い大人になるのではないでしょうか。
私は厳しいほうがいいと考えるタイプではありませんが、
「普通」のことくらいは子供にさせるべきだと思っています。
「自分の部屋を掃除する」、これは「普通」です。子供にやらせるべきです。
「毎日家の手伝いをする」、これは「普通」に行われていないので、
子供に要求するのは無理があるかもしれません。
しかし、「週に1度くらいは家の手伝いをする」、これは「普通」です。
子供たちも家族の一員なのですから、何らかの役割を持たせるべきです。
甘やかされて育つと自立が遅れます。
社会でわがままは通用しないので、
学力とは関係のないところで苦労するかもしれません。
教育の目標は、
子供たちに「生きていく力を身につけさせること」にあります。
「生きていく力を身につけさせる」とは、 様々なことを子供自身にやらせることです。
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